全国野良猫対策連合会は、野良猫と人が共生できるやさしく豊かな町づくりを目指した活動を展開しています。

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全国野良猫対策連合会には、日本各地の動物愛護団体が所属しています。所属団体はそれぞれ自立しており、全力でその地区の動物愛護リーダーを目指しています。 全国野良猫対策連合会は、所属団体の活動が迅速、かつ的確に行われるよう、プロフェッショナルな連合体として常に新しい風を取り入れ、率先してすべてを取りまとめる活動を行っています。
所属団体の自立した活動と、連合体としての団結。それが全国野良猫対策連合会の最大の特徴です。

【活動実績】

(1)近隣への配慮=猫にかかわる苦情や相談に迅速に対応することで、地域の理解を十分に得る
(2)TNR活動の実施=イノベーションTNR一斉不妊手術を実行することで、地域に新たな子猫を増やさない
(3)地域猫活動への展開=地域猫がそれぞれ一代限りの命をまっとうするまで、地域で適切に管理する
この3本柱が重要だと考えています。

全国野良猫対策連合会に所属している日本各地の動物愛護団体が、それぞれ近隣住民の方々への配慮を第一に考え、被害や苦情、意見に耳を傾け、誠意をもって対応しています。

▼TNR活動とは?
=Trap(安全に捕獲する) =Neuter(不妊手術を施す) =Return(元の場所に戻す)
猫はテリトリー(縄張り)を持つ生き物です。その地区にいた猫を捕まえて処分しても、またどこからかほかの猫が流入してきます。TNR活動は【自分のテリトリーを守る】という猫の習性を利用して新たな猫の流入を防ぐ、国際社会で唯一、認められている方法です。

イノベーションTNR

野良猫は飼い猫と違い、手術予後を看る人もいなければ、手術予後を清潔な環境下で過ごせるわけでもありません。手術を施す獣医師には、それらを考慮した知識と繊細な技術が要求されます。全国野良猫対策連合会は、TNR不妊手術の経験が豊富で信頼できる獣医師と協働して、野良猫に安心・確実な手術を施しています。また、一度の捕獲チャンスを無駄にしないよう、感染症予防のためのワクチン接種やノミマダニ駆除、回虫条虫駆除、耳先カット、口内浄化、傷病治療などの医療行為も同時に行っています。また、野良猫のために高い技術を習得したいという獣医師が私たちの活動に参加するようになりました。


全国TNR一斉不妊手術活動

たとえば、1つの地区で1匹ずつ野良猫の不妊手術を施したとします。しかし猫の繁殖能力は高いので、その間にほかの野良猫が妊娠・出産してしまいます。そのため生息数は一向に減少せず、せっかく施した手術も意味がなかったということになりかねません。
そこで、全国野良猫対策連合会は獣医師と協働し、全国各地でTNR一斉不妊手術活動】を行っています。
新たな【子猫が生まれない】ことで【野良猫に対するマイナスイメージが激減】するため、多くの地域でいい結果が生じ、地域猫活動へのシフト変換をスムーズに行うことができています。

猫は(野良猫も含む)愛護動物として《動物の愛護及び管理に関する法律》によって守られています。
みだりに給餌をやめて衰弱させたり、殺傷したりすることは法律で禁じられており、罰則が科せられます。
  みだりに殺傷したり、傷つけることは2年以下の懲役又は200万円以下の罰金
  遺棄したり、みだりに給餌や給水をやめて虐待することは100万円以下の罰金
また、いかなる理由があろうとも、猫は市町など行政機関で捕獲するすることはできません。しかし、野良猫をそのままにしておくと頭数が増え「猫が好きな人」と「猫が嫌いな人」とがいがみ合い、取り返しのつかない事態になる可能性があります。そこで、全国野良猫対策連合会では国際社会で大きな成果を生んでいる「地域猫活動」を推奨し、そのお手伝いをしています。

▼地域猫活動
地域猫活動は野良猫の数をゼロにするのではなく【地域のトラブルの数をゼロにする】活動。
野良猫が増えて困っている人、野良猫の厳しい生活環境に心を痛める人、動物愛護活動団体、市町の役場、そしてその地域の自治会等が話し合いを重ね、野良猫被害の軽減やトラブルの防止に取り組む活動です。
地域猫活動は【地域猫のルール】をしっかりと守って管理することで、野良猫が地域の中で共生できるようにしていきます。
▼地域猫活動のルール
・不妊去勢手術を行ない、これ以上野良猫を増やさないようにする。
 野良猫は年に2~3回出産し、一度に複数匹の子猫を産みます。
 不妊去勢手術をすることで、これ以上野良猫が増えないようにし、一代限りの命を全うさせます。
・トイレを作り、糞のあと始末と周辺の美化に努める。
 他人の庭で糞をさせないためにも、給餌場所と同時にトイレも設置し、そこに糞をさせる努力を行う必要があります。
・地域住民全員が理解する。
 猫に対する感情は人により様々ですが、猫が好きな人はルールを守ってきちんと管理をする管理し、また、嫌いな人や無関心な人は、野良猫のための活動ではなく地域のための活動だと理解することが重要です。

地域住民の役割

地域内のすべての野良猫を、地域猫にすること(一代限りの命をまっとうさせる、または新たな飼い主を探す)をめざし、住民有志が、その地域にあったルールを作って猫の管理をします。具体的には猫の個体管理や餌やり、糞尿のあと始末、ゴミ処理の活動など。また地域の理解を十分に得るために、猫にかかわるトラブルの対処をしたり、猫が苦手な人や地域猫活動に反対している人などを交えて定期的に話し合いを行ったり、活動内容を周知することも大事です。動物愛護団体や行政などと協働しながら、地域住民が主体となって継続的に取り組みます。


動物愛護団体の役割

これまでの経験と実績を携え、その時々で問題解決に協力し、TNR活動を実行するなど、地域住民が行う地域猫活動を全面的にバックアップします。

行政の役割

地域猫活動に勤しむ住民や動物愛護団体と協力し、地域住民全員の理解を得るための継続的な周知活動を行うなど、行政の立場で地域猫活動が円滑に行われるようフォローします。動物愛護の啓発や猫の適切な管理指導、地域猫活動を推進するための人材育成の支援なども行います。

▼「ねこ」の表記についてのおことわり
全国野良猫対策連合会では、わかりやすいように「飼い主が特定されていない猫」を【野良猫】と表記し、野良猫を【伴侶動物】と位置付けています。

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タグ:野良猫対策,TNR活動,殺処分ゼロ,地域猫活動,動物愛護団体,捕獲